
おととい、お墓参りで実家にいきました。
帰りは夜。
昼間の雲も晴れ、十五夜の澄んだ夜空がとてもきれいで、
ぼんやり眺めて歩いていました

そろそろ家が見えてきた。
そのあたりから、不意に
風に乗って、甘く切ない香りが

(あ、キンモクセイ…)
前の日まで気配すらなかったのに
まるで帰りを待っていてくれたかのようで、
なんだかすごくうれしかった


毎度まいど話していますが、
大学生の頃、下宿して先のそばにキンモクセイがありました。
仲間と、好きな人と、夜更けまで語り明かしたあの頃の思いが、
一瞬で胸いっぱいに溢れてきて、
いつも、泣きそうになります


思いどおりにならないこともあるけれど、
夢も希望もそのままで、
顔上げて、胸張っていこう

病院にほんのちょっとお裾分け


一番好きな花、一番好きな季節です

