2019年11月02日

コーサクとの19年と6カ月

こんにちはーるんるん
週明けから秋晴れが続いてます晴れぴかぴか(新しい)気持ちいいかわいい

そんな中、
僕の相棒

「コーサク猫

が、

19年6ヶ月の生涯を閉じました。



獣医一年目に、当時の病院に保護されたうちの一頭。
今だから言うと、最初は他のもっと美形のメスを引き取るつもりだったんですわーい(嬉しい顔)たらーっ(汗)けど、なんか気になって、コーコーに決めました。
リス、ハムスターなど、小さな動物は飼ったことはあったけど、猫は初めて。

実は僕、昔、猫が苦手な時期がありました。ハッキリとした理由はなくて、何となく。
なんで、幼馴染に話すと

甘えん坊でおっとりした性格。人が行くところにくっついてまわり、からだをすり付けてゴロゴロ。
人が寝れば、胸の上で箱座り。たまに、そのまま嘔吐がく〜(落胆した顔)
どこで覚えたのか、ビニール袋をシャクシャク齧るのが大好きで、それを詰まってあわや手術かと大騒動になあり。以来、家からゴミ箱のビニールが消えましたダッシュ(走り出すさま)
おとなしいといっても仔猫。年頃には毎明け方になると突然部屋中を走り回り、毎日寝不足の僕は半ばノイローゼ気味で、手放すことを本気で考えました。
それでも、人のあぐらの中でゴロゴロいいながら丸くなって眠る背中を撫でてると、
1日の嫌なこととか全部忘れさせてくれて。
イタズラするたびに鼻ピンされて、そのうち、その真似をするだけで目をシパシパさせるようになったり。
料理をしようと思ってガスコンロに火をつけた瞬間飛び乗ってきて、ヒゲがチリチリになったり。
結婚してからは連れの猫と一部屋を共有。ちょっかい出しちゃあ怒られて、それでも懲りずにすり寄っていく、甘えん坊の寂しがり屋。
人がお風呂に入っていたら、湯船のへりに飛び乗り滑ってドボン。でも、お風呂はまんざらでもなかったようで、以来たまに一緒に入ったり。
お刺身を食べてたら、目の色変えて欲しがったり。

楽しい思い出をたくさんくれました。

晩年はウンチが出づらくなって、その治療ために何度か病院に連れてきて。けど、1年前までは、腎臓も肝臓も、びっくりするぐらい健康でした。

今年に入って食欲がなくなり、お腹を触るとうんちがたまっていて。
病院に連れてきて浣腸して。
そこから具合が悪くなって、そのまま入院しました。
いっときかなり悪化し、覚悟を決めたんです。
けど、治療を続けるうちにみるみるよくなって。
うちに連れて帰れば、仕事中は独りぼっちでお留守番。それは、心配だし、寂しいのかもしれない。
スタッフみんなに相談すると、病院にいることを快諾してくれました。

病院での生活は、じいさんとは思えないはしゃぎっぷり。
仔猫たちとじゃれあったり、おもちゃで一人遊びしていたり。
ごはんの時間ともなれば、立ちあがって催促するほどで。

そんな時間が、ずっと続くような気がしていました。

けど

― いつかは旅立つんですよね ―

一週間前から急に食欲がなくなり、ふらふらと自分の体を支えられなくなりました。
一日ごとに衰え。
それでも、
ちゅーるを上げれば美味しそうに舐め、
手を差し出すと、
(撫ででくれにゃ)
と、あごをすり付けてきて。

休診の木曜日

病院がお休みで
みんなに迷惑がかからないように
眠ったまま
旅立ちました。

「コーコー」
のままだったな黒ハート

いろんな話をしながらシャンプーして、
それから、笑菜と一緒に、からだをきれいにして撫でました。


帰り道笑菜と夕暮れの空を見上げると、ひと筋の飛行機雲がかかっていました。
笑菜がふと、

「あの雲に乗って、コーコーは空に行ったのかな。」

僕も、同じことを考えてた。


病院に連れてきて以来半年。
家族以上に心から愛し、心底可愛がってくれたスタッフのみんなに、感謝してもしつくしません。
こころから動物を愛するスタッフと一緒に働けていることを誇りに思います。

飼い主らしいことを十分にしてやれず、
獣医としてとなれば、冷静さを欠き、適切な治療はおろか、
かえって負担をかけて悪くしてしまったとしか思えない。
「幸せだったかい?」と問いかける事すら躊躇う。

19年と6カ月。
人生で誰よりも一緒にいた、間違いない、
「相棒」。

正しかったかい?
楽しかったかい?
幸せだったかい?
俺は、大好きだったよ。
一緒に生きてきて、幸せだったよ。

次に生まれかわってきたときは、
もう少しまともな幸せを。

飼っていた子を亡くす飼い主さんのの気持ちが、
ようやく分かった気がします。

もう、十分。

ありがとう。
ありがとうね。

コーサク。

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posted by くさかり at 17:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記