2019年06月10日

今日は、重たい話です

こんにちはーるんるん
昨日からの梅雨寒。今日も本格的な雨。皆さん、体調崩してませんか。

今日は、ちょっと重たいお話かもふらふら
そんな気分でない方は、スルーしてくださいわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)




先週の事です。

その飼い主さんは、以前より里親団体から保護犬を引き取られていました。
前の子が天国に旅立ち、それからしばらく。
ようやくまた新しい子に巡り合った、と、新しい子を連れてきてくれました。

その子をパッと見て、愕然。
明らかに病気です。それは、僕らのような仕事をしてなくても、普通に疑うぐらい。
(検査をしないと何とも言えないけど、かなり良くないんじゃないかな…)

「これね、ワクチンとか診察とか検査とかひと通りの結果、預かったきたわ。」

そういって渡された検査結果を見ても、やっぱり疑わしい。

けど、嬉しそうにその子を大事に抱えている姿を見てたら、はっきり言えず。
トライアル中ということだったので、
「ちょっとしたら、色々検査してみましょう。」
とお話しして、その日はお返ししました。


それから数日後。
調子が悪くなったということで来院。
僕は、初日の自分を後悔しました。

病状は重く深刻でした。
ヤマを越えても、この先生涯、毎日の投薬・注射が必要。
飼い主さんのご負担は、計り知れません。
その子との出会いが‘運命’だとしても、重い十字架を背負うことになる。
そんなのって、ない。
全部をお話しし、団体に帰すことをお奨めしました。

涙ながらにご決断され、引きとりに来られるまでの数日入院することに。
日ごと刻々と状況は悪化。お返しする日まで、息も絶え絶え。
引き渡し後は団体専属の獣医が診るということだったので、とにかく少しでも早く引き継ぎたい。


引き渡しの日も、飼い主さんはご面会に来られました。

「きのう、前の子の命日だったの。
 ‘そっちに行ったら、よろしくね。’
 って、伝えておいたわ。
 だからね、もう頑張らなくていいから。安心して。」

そう言いながら優しく撫でるのを見てると、胸がつぶれそうでした。

そして
迎えに来た時のあまりに無感情で事務的な対応にも
怒りで震えが止まらなかった。


なぜこんな子が後を絶たないのか
なぜこの子は今までなにもされてこなかったのか
なぜこの悲しみを善意の人が背負わなければいけないのか

この怒りの矛先が分からない。

胸にしまっておくでべきことなのかもしれないけど
言わずにはいられません。


新しい家族を迎え入れることを踏み出した思いを
これ以上悲しい思いをさせるな。
人の善意を、愛を、何だと思っているのか。
ひと握りのささやかな幸福のイミテーションを見せつけて、人の善意に託けるなら
せめてその愛情に関わることに責任を持つか
携わらないでほしい。


雨の中帰っていった飼い主さんの後ろ姿を見送る事しかできない自分が情けなかった。


こんなことが無くなりますように。


posted by くさかり at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記